浅山一伝流体術

浅山一伝流体術について(上野貴先生)
 浅山一伝流は浅山三五郎一伝が諸流を学び、当身と逆手を専らとして創流したといわ れています。各地に伝系があり、いずれも特徴があり、会津藩のお留流だったともいわれ、会津藩に伝わった大東流合気柔術に一伝流と同じ形が数多くあるそうです。父は、 浅山一伝流は十六代上野貴先生に習ったといいます。昭和二十九年十二月に十七代の継承を伝授されています。逆手柔術のほか、挫術という一尺二寸と八寸の木の短棒を用いて逆手を取る珍しい手があるそうです。素手の柔術から習い、鉄扇術にも応用ができるそうです。上野先生からは、その他に、天心流、卜伝流なども習い、父の学んだ武術と交換教授をよくされたそうです。上野先生を奈良におられた古武道の大家高松寿嗣先生に紹介さ れたそうです。それが縁となって、いま忍者ブームを巻き起こしている野田市の初見良昭氏は、はじめ上野先生に入門して習い、後になって、父が紹介した高松寿嗣先生のところ へ行って習い、戸隠れ流忍法宗家と称するようになったそうです。なお、上野先生は既 に、千葉県船橋市でなくなられ、その後を嗣いだ神長成佳氏および小林峰捷氏が現在活躍 中だそうです。浅山一伝流については、綿谷雪先生と山田忠史氏が詳しい考証を「武芸流派大事典」でされているそうです。